レニピとでんじろう先生の「雨の実験教室」〜雲を作ってみよう〜

2017/08/09

「雨」をテーマにした楽しい実験を、でんじろう先生と一緒に体験する「雨の実験教室」。

今日のテーマは、雨を降らせるもとになる、ふかふかの「雲」です。
みなさんは、雲にもいろんな種類があることを知っていますか?

ひこうき雲。ひつじ雲。いわし雲。

今日は、数ある雲の中でも、夏のこの時期にぴったりな、大きな雲「入道雲」を実際に作ってみることにしましょう。

 

これまでのおさらい
「雨のもとになる雲は水蒸気でできている」

前回は、でんじろう先生に雨ができる仕組みと、雨が降るために必要な「雲」が「水蒸気」でできていることを教えてもらいました。そして、実際に目には見えない「水蒸気」を見るための方法をご紹介しました。

▶︎実験動画その1「目に見えない、水蒸気で紙が燃える?」
▶︎実験動画その2「身近にある水蒸気を見てみよう」

 

「雲」はどうやってできているの?
教えて!でんじろう先生

「雨」のこと、「雲の作りかた」を教えてくれるのは、サイエンスプロデューサーとして活躍する、米村でんじろう先生。

科学の不思議を体験出来るサイエンスショーを全国各地で行ったり、ワクワクドキドキする実験動画をYouTubeで配信しています。

今日はでんじろう先生に「雲の作り方」を聞いてみましょう。

 

でんじろう先生:

みなさんの目に見える、空に浮かぶ雲。
雲が水蒸気の集まりだということは前回、お話ししました。

では雲はどうやってできるのか。この仕組みを説明しましょう。雲は、小さな水蒸気の集まりです。

まず、海から発生した塩の粒や空気中のホコリが、雲を作る「種」になります。
この種に水蒸気が結びついて、地上の熱によって上空は上がり、雲が出来上がります。では、実際に身の回りにあるもので雲を作ってみましょう。

03 ペットボトルで雲を作ってみよう!

 

〜まとめ〜
どうしてペットボトルの中に「雲ができるの?」

でんじろう先生:

今回、空気を入れたペットボトルの中は、地上と同じ状態になっています。

線香の煙は、海から吸い上げた塩やホコリ。そして霧吹きの水が、水蒸気です。

これらを入れたペットボトルに圧力をかけ、一気に抜くことで中の空気が膨張して、上空と同じ気圧になり、水蒸気が「雲」に変わるのです。

 

▼空気入れがなくても大丈夫!簡単に雲を作る方法はこちら

 

 

一見、空に浮かぶ「雲」を作るのは難しく感じますよね。
でも、ペットボトルなど身近な材料で、簡単に作ることができます。

ぜひみなさんも、夏休みの自由研究としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

番外編①
みんなの憧れ「飛行機雲」と「入道雲」を作ってみよう

特別な液体「液体窒素」を使うことで、空に浮かぶ「飛行機雲」や「入道雲」を作ることができます。

今日は、でんじろう先生が特別に実験してくれた2つの雲を披露します。

 

▼空にまっすぐ、綺麗な線を描く「飛行機雲」を再現してみよう

 

 

夏空に浮かぶ、大きな「入道雲」を再現してみよう

 

番外編②
キラキラ輝くダイアモンドダストを見てみよう

▼キラキラ光る、水蒸気の結晶

 

 

次回は…

雨の仕組みや、雨を生み出す「雲」について知ったら、次は雨を調べてみましょう。

雨の日に着る、レインウエアがなぜ水を弾くのか。
雨濡れ防止スプレーがなぜ効くのか。
みんなが触れたことのあるものを使って、雨を調べます。

ぜひ、お楽しみに!

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