天気痛対策のポイントとは
天気痛とは、気圧の変化に応じて、体に何かしらの「痛み」がでる気象病のひとつだ。
この天気痛を和らげるために大切なのは、自律神経を整えること。
現代人の生活は学業や仕事でのプレッシャーのために高いストレスがかかり、自律神経の片方である交感神経が働く時間が多くある。普段の生活でのストレスを過剰に感じなくて済むようにする工夫が必要なのだ。
天気痛を緩和するには、交感神経から副交感神経への切り替えを促すように環境や身体を調節する工夫が大切だ。例えばストレスの原因から遠ざかるように心掛けたり、オンとオフの時間を明確に分けたりするといったことだ。
天気痛の対策の具体例【自宅】
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現代人の生活でストレスを受ける場所の筆頭といえば職場だろう。
衆人環視のもと、指導の名目で上司のストレスのはけ口とされるような環境はいまだに少なくない。最良の選択肢は人間関係の良い職場に転職することとわかってはいても、だれもがすぐに選べるわけではない。天気痛を緩和していけるよう、他にできる対策を続けながら地道に機会をうかがうのが現実的だろう。
まず、自宅でできる対策を考えてみよう。自宅では環境の調整を各自の好みに合わせやすい。
例えば、雨の日は部屋のライティングを調整してみる。色温度の高い赤系のあたたかな光は、副交感神経を刺激する。夕焼けやろうそくの火を眺めていると何となく心が落ち着いてくるのも、その仕組みによるものといえるだろう。明るさ調整機能のある電灯がなければ電気スタンドやろうそくに似せた電気式キャンドルを使うといい。また、アロマディフューザーで好きな香りを部屋に満たすのも気分転換になる。
自分のホームだからできる工夫をぜひ試してみたい。
天気痛の対策の具体例【職場】
次に、職場や外出先での対策を考えてみよう。こうした場所では大きな道具に頼らずにできる工夫が必要だ。
例えば、バランスの良い食生活を心掛けよう。天気痛のある日に限らず通年で気を配りたいのが食生活だ。忙しい時期にはコンビニで購入してデスクで食事することもあるだろう。そんな時には、ビタミンや食物繊維の豊富なサラダと、おにぎりなどの炭水化物、ゆで卵などのタンパク質というように栄養バランスの良い組合せにする。
さらに、ちょっと息抜きにコーヒーチェーン店のコーヒーを買うのもいいが、毎日飲むようにすると日々カフェインで心身をブーストしている状態になってしまう。ウォーターサーバーのお湯が使えるなら、カモミールティなどのティーバッグでリラックス効果のあるお茶にしてみよう。
天気痛があって雨が憂鬱になってしまう生活が少しでも変わるように、自律神経のバランスに気を配っていきたい。