いざというときあなたを守る、緊急時に使える雨水タンクの利点

2017/05/31

「ロハス」や「エシカル」など、ここ数年、エコな生活への趣向が高まりを見せている。そして多くの自治体が、助成金制度を設けていることもあり、多くの世帯で「雨水タンク」の設置が見受けられる。

雨水タンクの利点は、日頃、屋根に降った雨を溜めて、掃除や洗車等の生活用水やガーデニングに利用することで節水し、水道代を節約することが出来ること。じゃぶじゃぶと際限なしに使うのではなく、大事な資源として意識をすることで、実際の水道水の使い方の効率を高める効果にある。

幸いにして日本は年間を通じて、雨は全国で一定量は降る。
また、必要な設備も太陽光発電のソーラーパネルのようなハイテクは必要とせず、屋根から雨どいを伝ってきた水をタンクに流し込んで溜めるといった、いたってシンプルな構造のものだ。材質はポリエチレン製やステンレス製で、日曜大工の得意な器用な人なら、雨水タンクを買わなくても、ホームセンターで手に入るような材料でも、十分なものが作れるだろう。

参考までに、雨水を集めるには、ポリバケツのような容器を並べるだけでもよいが、ふたがないとゴミが混入したり、ボウフラがわいたりし不衛生で、また太陽があまり直接当たる場所だと、容器内に藻が発生するので、密閉性のある容器のほうが好ましい。

先の東日本大震災や阪神淡路大震災で得た教訓。それは、日本に住む平和ぼけした大半の人々が、災害に対する備えをほとんど行っていなかったということだ。
普段、当然の様に手に入った食料や生活物資、水といったものが、長蛇の列をなして、運が良ければ手に入る、という代物に一変してしまったのだ。災害時は、自治体も手いっぱいになるので他力本願ではなく、まずは自分自身、そして大事な家族を守るためにも、災害時に何をすべきか、日常から何を用意しておくべきかをおさらいしておくことは大事だ。

雨水タンク内の水は、災害のときに非常に重宝する。今この瞬間に水や電気などのライフラインが突然止まったら、あなたには何らかの備えはあるだろうか。最近は、雨水タンクの水を飲料水として使処理できる装置もあるがそれ以外にも、ちょっとした掃除や、手洗い、水洗トイレを流す水として使うのにもとても便利だ。断水し、トイレの水が流せなくなると、不衛生で精神的にも気が重くなるだろう。断水時に家で少しでも使える雨水があるのは、もしもの時に必ず大きな助けになる。

また、雨が降った際に雨水を集めることで、都市の治水力が増し、結果として事前に災害を防ぐ効果もある。都会の地面はアスファルトで固められており、水が地面に浸透する余地は少ない。台風などで大雨の際に、都市洪水が発生するリスクもある。一軒一軒で集める水の量はわずかでも、多くの世帯が雨水タンクを持つことで、水害を防ぐことにもつながり、地域貢献にもなる。
「備えあれば憂いなし」。ぜひ雨水タンクを活用しよう。

 

Writer  レニピ編集部

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