雨の日に履きたくなる、特別な「靴」を持とう

2017/05/31

雨の中に出かけたくなる提案として、雨の日にはきたくなる靴を持つ、というのはどうだろうか。
最近の長靴はおしゃれだし、長靴と似て非なるジャンルのレインシューズというものが登場してから、雨の日でもスタイリッシュかつ快適に出かけられるようになった。だけど今回提案するのは、そういった雨用の靴ではない。

私の友人の話をしよう。先日友人宅に遊びに行った時、玄関先のブーツに目が留まった。はきこなされた、なんとも言えない味のある、レッドウィングの赤いブーツ。
友人が20年前にお金を貯めてやっと買ったものとのこと。そのブーツの風合いというか、佇まいが、私はとても好きだったので、どうしたらこういう風に育つのか聞くと、
「特に何もしてないけど、雨の日にはいつもこれをはきたくなる。帰ってきたらブラシでほこり落とすぐらい。」
と教えてくれた。

雨の日、革製の靴を履くなんて、私にはご法度だったから、驚いた。お気に入りの牛革のストライプシューズを履いて大雨にふられ、カビにやられた記憶がよみがえる。友人曰く、どんな靴でもよいわけではなく、雨と、自分と、靴の相性にもよるのだそう。雨の日にはきたくなる靴かあ、私もほしいと思った。

多分、この話を靴屋さんにしたら、ぶっ飛ばされるに違いない。
でも、例えばコンバースなんかは真新しいものを履くよりも2、3回雨に降られた方が素敵に見えるし、山靴なんかも雨の山を越えてこそな感じもする。何よりも、雨の日なんかお構いなしに「よし行くぞ!!」とその靴を履いて、外へ飛び出すという、そんな心意気が良い。そんな足にはかれた靴が、唯一無二の風合いを出せるではないだろうか。

雨の日にもはきたくなる靴を持っていたら、きっと雨の日だってアクティブに過ごせる。それに、自分が歩いた雨で味わいを増した靴は、特別な一足になると思う。
もうすぐ梅雨になる、信頼して雨の日の足元を任せられる靴を探しに、街へ出てみてはいかがだろう。

 

Writer  山崎島
1989年5月15日静岡県伊東市うまれ。2013年からライターを始めました。街とお弁当と、地層が好きです。

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