夏を涼しく!実用性に溢れた水玉模様のうちわ
水玉模様や雨粒模様は、細かく連なる規則的なドットの美しさやその小さな可愛らしさが心をくすぐるものだ。今回の記事ではさりげないが気の利いたデザインの美を感じさせる、水玉や雨粒のモチーフを使った飾りやグッズを紹介していこう。
まずは、水玉模様のうちわ。うちわというと夏を感じさせる物品である。ありがちな題材としては風鈴、金魚など夏にちなんだ柄か、着物のような紺色の落ち着いた雰囲気のものが多くはないだろうか。水玉模様のうちわで、見た目から涼しくなってみるのかいかがだろうか。
青と紫の水玉が自由に跳ねまわる水玉模様の浴衣
https://www.instagram.com/p/BWmORZDlkE8/
水玉模様はともすると可愛らしくなりすぎることもある。
また、規則的に配置され過ぎているとどこか機械的な単調さを感じさせる。
本来、水の玉は性別を感じさせず、すっきりとした静けさのあるものだ。
あるいは、飛び跳ねはじける自由さを持っている。
この点で注目したのが、こちらの浴衣の模様だ。深い青と鮮やかな紫の水玉模様は、まんべんなく広がるのではなく、自由な動きで偏ったり離れたりした様子で、今にも動きそうに見える。
夏らしい色合いを強調するために、帯の色が青と紫の両者を引き締めて、明るい黄緑がアクセントとして効いている。素晴らしいバランス感覚で、この組合せの感覚を浴衣だけでなく洋装にも応用したら雨の日のようで楽しそうだ。
紺色の雫と、雨と雨雲のステンドグラス
https://www.instagram.com/p/BVljPMXl_fK/
Keiko Iwataさんというステンドグラス作家による「雫のオーナメント」「雲と雫のウォールアクセサリー」だ。
鮮やかで深みのある、紺色の雫型硝子は水がよく表されている。モビールのように天井から吊してもいいし、窓際近くに吊して窓辺からの光を受けて輝く様子を眺めるのもいい。
壁のウォールアクセサリーは雨好きにはぐっとくる雨雲と雨の雫のモチーフだ。深い色合いが気持ちを落ち着けて、暑い夏の日々にも寒い冬の日々にも、雨の優しくしとしとと降る様子を思い出させてくれる。
見ているだけで癒やしにつながる素晴らしい作品だ。屋外に出なくても雨を感じる不思議さをぜひ手元で確かめてみたくなる。
雨粒モチーフの華やかなシャンデリア
こちらのシャンデリアをよく見て欲しい。まるで空から振り落ちる雨粒を、ある一瞬で時を止めてそのまま飾ったかのようだ。大小さまざまに分かれるガラスの粒は水のようにキラキラとライトの光を反射している。
木立ちの下で木漏れ日を受けながら座っていたら、木々の葉に溜まった水がパラパラと降ってきたときのような新鮮な驚きを想わせる、実に美しいシャンデリアである。
水玉模様や雨粒模様というと、つい服やネクタイ・ハンカチといった小物をイメージしがちだが、身につける物以外にも、雨のモチーフの楽しみ方は幅広く存在している。
ぜひ今度の雨の日には、楽しく雨グッズを探してみて欲しい。
Writer レニピ編集部