温泉好き必見!雨の日にこそ行きたくなる風情ある日本全国の温泉宿3選

2017/08/18

せっかく予定していた温泉旅行。
朝起きたら雨、というだけで気分が沈みがちになるが、そう思うのはまだ早い。

雨の日にこそ楽しめる、逆に雨でラッキーだったと思えるような独特の風情ある日本全国の温泉宿へ行けば、雨の天気も楽しくなること間違いなし。
早速おすすめ温泉宿を3つ、ご紹介していきたい。

 

■あうら橘 —箱根—

新宿から小田急線ロマンスカーで約90分の何とも便利な立地にある「あうら橘」は、本館と別館の2館からなる。本館の“森の館”は広くゆっくり寛げる和室、別館の“風の館”は洋室と和洋室の2種類があり、全室に客室露天風呂が付いている豪華さ。

また、最上階には貸切露天風呂「スカイテラス」があり、箱根湯本の街が一望できる。箱根の素晴らしい連山はまるで絵画のように視界に飛び込んでくるはずだ。内湯には露天風呂だけでなく、サウナにジャグジーと設備も充実している。

貸切風呂から眺める雨の箱根。自然を感じ、自然とひとつになり、自然を独り占めできる、そんな気分にさせてくれる贅沢な空間である。

 

■たてしな藍 —信州—

長野県蓼科高原に数ある高原リゾートの中でも、懐石料理と温泉を楽しめる正統派旅館「たてしな藍」。
中央自動車道を利用すれば、東京からわずか3時間足らずで行けるのがありがたい。

ヒノキと岩風呂2種類の大浴場に、四季を肌で感じとれる露天風呂が人気だ。
また、貸切露天風呂では、広い湯船で静かに自然を感じることができる。
日々違う顔を見せる庭園や滝を目で楽しみ、晴れの日は木立のささやき、雨の日には静かな雨音を耳で楽しめるその極上の癒しの空間は、愛してやまないリピーターが多い。

さらに、藍染体験ができるということもあり、浴衣から寝具まで藍染一色。お土産品としても販売されている為、旅の思い出をそのまま持ち帰ることができるのも嬉しい。
宿から外へ一歩も出なくとも、旅を思う存分堪能可能だ。

 

■蒲郡温泉 天の丸別邸 風の谷の庵 —蒲郡—

梅雨の時期には東海一といわれる約5万株のあじさいが出迎えてくれる、「形原温泉あじさいの里」は有名だ。21時半までライトアップされることに加え、ゲンジボタルがあじさいを淡く映し出してくれる、まさに日本の情緒と呼ぶにふさわしい景色を見ることができる。

そこから程近い場所にある「風の谷の庵」。客室には「茜」「山吹」「東雲」「白露」などの音の美しい名前が付けられており、また全ての客室が露天風呂付きである。アルカリ単純泉が全身を優しい温もりで包んでくれる。
アンチエイジングにこだわった美食料理と、心地よい快眠にこだわりを持ったおもてなしは、極上の休日を楽しめること間違いなしだ。

スパなどのサービスも充実しており、女性に人気があるのも納得できる。岩盤浴と貸切ジャグジーも完備されている。
宿には、薮内作品や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の言葉を表現した土門琳先生の書、銀河系で有名な藤井旭先生のフォトグラフが玄関や床の間にずらり。芸術鑑賞まで堪能できるとは、まさに優雅の一言である。

日本には四季折々、風情と情緒が溢れている。
それらの情景を更に美しく際立たせてくれるのが雨の存在である。

雨が降った時、出かけるのが億劫だ、面倒くさい、そう思い予定をキャンセルしたくなる時もあるだろう。

しかし、それではもったいない。
温泉好きな方は、温泉に浸かること自体はもちろん、そこから眺める景色を楽しむことで日々の疲れをとり、癒しを得ることを目的としている方も多い。

雨の中、露天風呂に浸かる。そして、そこから眺める情緒豊かな幻想的な光景。
そんな中でなら、晴れの日とはまた違う癒しを感じ、疲れをとることができるかもしれない。
都会の喧騒を忘れさせてくれる、そんなマイ温泉宿を1か所知っているだけで、休日の過ごし方の楽しみも、またひとつ増えそうである。

 

Writer  レニピ編集部

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