空梅雨が続く、今日この頃。
嬉しい反面、梅雨の時期でないと見ることができない、日本の美しい名所があることをご存知だろうか。
今日は、梅雨の雨が齎す、日本の美しい名所5選を紹介しよう。
1:明月院(神奈川県鎌倉市)
「梅雨こそ美しい」と言われるくらい、雨が似合う明月院の紫陽花。
梅雨になると、境内に紫陽花が咲き誇り、一面が美しい紫陽花の淡いブルーで包まれる。
その姿は、別名「あじさい寺」とも呼ばれるほど。梅雨の紫陽花の時期になると、平日でも行列ができるほど混雑しているほど、人気で有名な寺だ。
2:濃溝の滝(千葉県君津)
光・緑・水の集まった情景がまるで「ジブリの世界」のようで神秘的だと話題の秘境。
濃溝の滝は、洞窟のようになっていて、差し込む光によって様々な顔を見せてくれる。朝焼け時、昼過ぎ、夕焼け時でも全く違う景色が楽しめるのもポイントのひとつだ。
また梅雨時期にはホタルが現れ、さらに幻想的な世界を作り出す。降雨量に左右され、池の水の量が少ない時があるため、訪れるのは梅雨の季節がおすすめだ。
3:新宿御苑(東京都新宿区)
日本における数少ない風景庭園。雨の日の新宿御苑は、新海誠監督による「言の葉の庭」という映画の舞台にもなっている。
映画の中でしか見られないような素敵な景色が、梅雨の時期には都会で見ることができる。雨の時期には紫、青、白と色とりどりの紫陽花も綺麗に咲き、雨に濡れる新宿御苑の姿は、より一層情緒を感じられ、まさに、都会のオアシスと呼ぶにふさわしいだろう。
4:奥入瀬渓流(青森県十和田市)
十和田湖から唯一流れ出ている奥入瀬川の上流、湖畔の子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14キロメートルが国の天然記念物と特別名勝に指定されている。せせらぎの音と野鳥の声を聞きながら森の中を歩き、様々な景観を楽しむことができる。雨が降った後の草木やコケの輝きも鮮やかだ。
5:白谷雲水峡(鹿児島県屋久島町)
白谷雲水峡は映画「もののけ姫」でも知られる緑の世界、コケの森だ。雨の白谷雲水峡は、一年の中でも最も苔が瑞々しく、森の美しさが一際目立つ。
さらに、白谷雲水峡の魅力は、苔だけではないあ心部の山々が180度見渡せる「太鼓岩」からも絶景を見ることができる。
5つの名所、いかがだろうか。北は青森、南は鹿児島まで、今年の梅雨が楽しみになるような素敵な名所ばかり。もうしばらく続く梅雨の季節、雨が降ることで魅力の増す5つの場所を、訪れてみてはいかがだろうか。
Writer レニピ編集部