東京スカイツリーで雨の日だけの”景色”を眺めよう
634メートルの高さを誇る東京スカイツリー。
高さ450メートルの位置にある約900人を収容可能な天望回廊からは関東一円が見渡せ、約2,000人を収容可能な天望デッキからは東京の広大な都会の街並みを鳥のように天空から見下ろすことができる。
では、雨の日はどうだろう。
実は、雨の日しか楽しめない「東京スカイツリーVR(ヴァーチャルリアリティ)」という視界不良時限定のサービスがあるのだ。
展望デッキ フロア350が雨や霧などで視界不良となった場合、4台の簡易型ヘッドマウントディスプレイにより360度全方位に広がる3D映像を見ることができる。
映像コンテンツの中には展望台の窓ガラス清掃を疑似体験できる「体験! 東京アオゾラそうじ」や、展望台より高く屋根のない位置からの眺めで、東京の朝から夜までの一日の景色を体験できる「東京スカイツリースコープ」がある。
雨の日しか見られないとあって行列ができる場合もあるが、あえて行く人もいるくらいの稀少な体験が待っている。必見だ。
長崎・ハウステンボスの雨の日だけのサービス「ハッピーレイン」
長崎県佐世保市にあるリゾート「ハウステンボス」では、2017年6月1日(木)から同年9月30日(土)までの期間限定で「ハッピーレイン」というイベントを開催中。
モンドリアン通りの上にはカラフルな傘がいくつも宙に広げられている。
丸い傘はまるで花々のようで、さながらおとぎの国に迷い込んだような素敵な気分になれる。
このアンブレラストリートにはハートの形のアンブレラが隠されているそうだから、雨に濡れずに歩けるこの通りを散策しつつ探すのもいいだろう。アンブレラのオブジェ前での記念撮影や夜の音楽と3Dイルミネーションもおすすめだ。
ハッピーレインイベントのポイントはまだある。雨が降った日限定でハウステンボスオリジナルポンチョが格安で購入できるのだ。さらに、小学生以下の来場者ならアメをもらうことができる。
雨の日でも楽しめるスポットやショーが50種類以上あるハウステンボスなら、不意の雨でもおおらかな気分で旅行を楽しめそうだ。
東京ディズニーランドの雨の日だけのパレード「ナイトフォール・グロウ」
東京ディズニーランドに年間パスポートを使わずに行くなら、開園から閉園まで満喫したい人が多いはず。
特に「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」はその日の締めとなる、ディズニーランド訪問者なら見逃したくないイベントのはず。しかし、雨の日はこのパレードは休演となってしまうのだ。
もちろん夢と魔法のキングダムなだけあって、来場者をそのまま帰すようなことはしない。雨の日限定のミニパレード「ナイトフォール・グロウ」が行われるのだ。
雨の日だけのコスチュームに身を包んだディズニーの仲間たちがきらびやかなフロートに乗ってパレードをする。
ルートは、始点がトゥーンタウン・プラザを回って、ウエスタンランドを通ってからファンタジーランドへ向かう行程となっている。(風速の強さや雨足の酷さによっては中止となる可能性もある点に注意が必要だ。)
午後から雨天の予定となっても、雨の日限定の楽しみを待ち望みながら一日を過ごせるのは素晴らしい。雨でラッキーという気持ちで一日を満喫しよう。
以前から計画していた予定の当日、雨が降るとショックを受ける方も多いだろう。しかし、そんな気持ちを払拭してくれるようなサービスはたくさんある。雨が降ったからと落ち込むのではなく、あえて雨の日サービスを狙って出かけてみるのはいかが?
writer レニピ編集部