レニピ×VOYAGE MARKETHON開催!雨の日ビジネスを考えよう

2017/09/05

2017年8月17日に「#VOYAGE MARKETHON」の第三回が開催され、Techbookは今回もメディアパートナーとして参加しました!

「企業のマーケティング課題について、もっとフランクにディスカッションする場が欲しい」
「新しいオープンイノヴェーションの機会を作れたらいいね」

そんな声がきっかけで始まった「#VOYAGE MARKETHON」は、
第一回のジャックダニエル(アサヒビール様)
第二回のアクサダイレクト(アクサ損害保険様)
を経て、無事に第三回を迎えられました。

今回は「雨」がテーマだったのですが、真夏なのに雨が立て続けに降り、なんの偶然かわかりませんが、アイディアが出やすい週でした。笑

それでは早速、イベントレポートいってみたいと思います!

 

まずは「レニピ」のご紹介!

レニピは、雨の日が楽しくなる未来をつくる共創プラットフォームとして発足した、新しいプロジェクトです!

詳しくはamidus株式会社の大畑 慎治 様より、「レニピ」をご紹介いただきました。

「”レニピ”はレイニーピーポーの略で、雨の日を楽しむ人の意味。雨の日を楽しむ人を増やしたいという思いが込められています。雨の日に多くの人が家にこもってしまうと経済的な停滞が起こるため、社会的な意義としても、レニピを増やしていきたいと考えています。

これまではWEBメディアでの記事配信やイベントなどを行い、レニピの認知拡大やコミュニケーションの場を作る活動をしてきましたが、これからは更に、実際に生活者や企業をハッピーにしていくためのビジネスを作っていきたいと考えています。今回は、その構想のためにアイディアソンをしていただきたいです。」

 

今回のテーマはこちら!

 

テーマ:『雨の日ビジネスのアイデアの種を、素敵なビジネスアイデアにブラッシュアップしてください』

現在、KDDIが検討している「雨」に関するビジネスアイデアが2つあります。そのビジネスアイデアを参考にして、参加者は4〜5人を1チームとして、60分のディスカッション&プレゼンを行っていただきます。

ユーザーインサイト、プロダクトマーケティング、UX、マネタイズ、ビジネスモデル、コミュニケーション、プロモーション、etc。。。多角的な観点から、「雨」のビジネスアイデアをブラッシュアップし、KDDI株式会社に提案してください。

・・・ということで、参加者はランダムに指定された4人を1チームとして、「KDDI株式会社」のマーケティング課題について60分のディスカッション&プレゼンを行いました。

KDDI株式会社の村上 裕介 様より補足のコメントもいただきました。

「今回のテーマは雨です。雨は老若男女どんな方にとっても日常的なものなので、雨を楽しめるという提案ができれば、au以外も含む、様々な顧客との接点を獲得できると考えています。顧客と継続的にコミュニケーションが取れて、KDDIのサービスをゆくゆく使っていただけるようなアイディアが欲しいです。」

普段、なかなか真剣に考える機会がない雨の日が楽しくなるアイディア・・・しかも当然ながら、ビジネス上の課題を解決するものでないとなりません。さあ、知恵を絞ってアイディアを出していきましょう。

 

ディスカッションタイム、スタート!

今回はピザではなく、お寿司とお酒で歓談しつつ、和気あいあいとした雰囲気の中でディスカッションは進み・・・。

 

そして各チームの発表へ!

それではここから各チームの発表内容を見ていきましょう。

雨が前提なので、アイディアの幅は限られるか???と思いきや、どのチームも本当に面白く、かつユニークなアイディアで会場を沸かせました!

 

チーム①

「雨(レイン)の日に、0円(レイ円)で弁当が食べられるというサービス。雨の日は外に出るのが面倒だという顧客の課題、雨の日は客足が遠のくという弁当屋さんの課題を、それぞれ解決する。誰でも良いというわけではなく、法人・個人の両方でauと契約している顧客に限ることで、auと契約するというインセンティブが発生する。」

 

チーム②

「雨の日系マッチングアプリ”雨恋”を開発。晴れの日モードと雨の日モードを作り、雨の日を待つという世界観を構築する。ユーザーは雨の日にしかマッチングできないから、雨の日を待つしかない。雨の日のデートで提携した飲食店などに誘導して、ここをキャッシュポイントとする。」

 

チーム③

「雨といえば傘。ドローン傘を飛ばして雨を避ける場所を作りつつ、注目を集める。例えば青山通りのA地点とB地点をドローン傘が往復すれば、SNSへの投稿・拡散から話題になることは間違いない。ここを顧客とのタッチポイントとして、最終的にKDDIのサービスに繋げる。」

 

チーム④

「雨の日に喜ぶのは、子ども。リズムに合わせて曲が流れる子ども用のブーツ、”雨雨ブーツ”を開発する。子どもにつられて大人も雨の日に外に出る。GPSを付けて、子どもの位置を把握したい大人のニーズに応えたり、ポケステのように地図上のポイントにチェックインするとポイントがもらえるなど工夫をする。」

 

チーム⑤

「Uberの傘版を開発。雨が降ってきたら、美女が傘を持ってやってきてくれる。マッチングというと未婚の男女が対象だが、このサービスは誰しもが対象。(美女がくるから安心で皆が使う)雨じゃない日にも顧客とのタッチポイントを作るため、アプリからのプッシュ通知で天気予報がわかる工夫もする。」

 

KDDI様より結果発表と講評

すべてのプレゼンが終わったあと、協議の時間を経て、KDDIの村上 裕介 様から結果発表がありました。

それでは結果発表・・・

2位はチーム①!(雨(レイン)の日に、0円(レイ円)の弁当)

講評:「雨の日に外に出にくいという顧客の課題、弁当が売れないという弁当屋さんの課題を解決していた点は評価が高かった。ビジネス的な観点から言っても、最終的にau・KDDIのサービスに繋げられると感じたので2位に選んだ。」

 

1位はチーム②!(雨の日系マッチングアプリ”雨恋”)

講評:「雨の日はどこか寂しい気持ちになるもの。そういった心理的な部分に恋愛の提案がある点や、アプリだけで完結せずにお店まで誘導している点など、新規性が高いアイディアが素晴らしかった。他のサービスとの連携も期待できるため発展性もある。」

※ちなみに・・・ 優勝チームの景品はWhitteの香水(未発売のグリーンレモン)でした。ディスカッションの中では、雨の日を楽しむための香水アイデアも出ていたとのこと(偶然!?)

Whitteの香水が気になる方は、こちらから見てみてくださいね!

 

最後は全員で集合写真!

まとめ

第三回は「雨」がテーマで、しかも雨の日を楽しむという難易度の高いものでした。しかし、#VOYAGE MARKETHONは毎回いろいろな仕事をしている人が一緒にチームを組むことで、様々なアイディアがブラッシュアップされる場でもあります。

結果、本当に多様なアウトプットがあって面白い発表となりました。このイベントがきっかけで雨の日の楽しみ方について真剣に考え、チームのメンバー同士で新しい交流が生まれたりと、素敵な会になりました。

ご参加いただき、誠にありがとうございます!

最後に、第三回の#VOYAGE MARKETHONにご協賛いただいた、KDDI株式会社様・amidus株式会社様に心より御礼申し上げます。

ありがとうございました!!

 

 

文/テックブック清水拓也
記事転載元:Techbook

Techbookは、テクノロジーやデジタルマーケティングetc.をテーマにコラム・イベントレポートなどを配信しているWEBメディアです。

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